翼端珈琲専門店(!?)

 

発行されている単行本
中山星香さんワールド☆リサーチ!?
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 とうとう…「文書保管庫」こんな小部屋を作ってしまいました…
 「花冠〜の竜の国」ろいう作品を御存知の方はこの小部屋の名前につられてこられたことと思います(作品のどこかか、Coffee Breakのコーナーのどこかに「Wingtip」は漢字で書いたら「翼端」なので、Wingtipのマスターの衣装に「翼端」って書いてある―みたいなかんじの記述があったような記憶があります★)。

 ルームプレートを見て「珈琲談義をしたいっ♪」という期待を抱いてここに来たあなた、ごめんなさい。全貌をみて「なんだこりゃ!?」って言わないでね…

 既に御存知の方もいらっしゃるかと思いますが、中山星香さんという漫画家さんは、ともすればわたしにとっては「好き♪」という感覚を既に飛び越しているかんじの作家さんだったりします(といっても、すべてのグッズを集ることができたワケでもないのですが…。諭吉さんの許可がなかなか下りない身は…空しい…叶うなら、噂のシルクスクリーン版画も欲しかったなぁ…)。
 余談ではありますが、手持ちの画集やカレンダーなどに描いてある絵をスキャンしてパソコンの壁紙にしたり…などということもやらかしたこともありました★
 ちなみに、現在、パソコンの電源を入れた時に出る絵は、「舞踏海の歌人」で使われていたカラーイラストをスキャンして作ったものでございます♪壁紙の方は一定してはいないのですが、このオープニングの絵は作ってから○年、現在も変わることなく活躍しています♪
 電源を入れたり切ったりするたびに「花冠〜」の恋人たちと「こんにちわぁ!」「また会おうね!」と挨拶を交わしているような気分になれて嬉しいので…♪

 わたしがこの方の作品を知るきっかけになったのは、過去に美容院で順番待ちをしていたときに何気なく手にした雑誌に掲載されていた「花冠〜」でした。
 そのときの作品は文庫版には「時忘れの谷」というタイトルで掲載されているものです。
 確かその美容院で、神坂さんの「シルクロード〜」の「バルマン」にも出会っていた…と思います(このシリーズもわたしが歴史好きになることに大きく関与しています)。
 それまでわたしは、「少女漫画は確かに絵は綺麗だけど、よく似た内容の学園ラブコメばっかなんだよな〜」と感じていたので、本を読んだり絵を描いたりするのが好きなのにも関わらず、コミック系の本を手にすることはほぼあり得ないといってよかったのです。
 その認識が、この作品との出会いでほぼカンペキに払拭されたのはいうまでもありません。
 そして後日、何気なく本屋さんを歩いていると、そのときに美容院で出会い、記憶に残っている絵柄によく似た絵が描いてあるコミックを発見。
単行本版の「花冠〜」の1巻です。
 「よく似ているけど、まさか…?でもそうだったら…」という、半信半疑気分で購入、家に帰ってページをめくってみたら、ありました!!
 その時に出会った「時忘れ〜」がしっかりと収録。
 もしもあのとき、美容院のなかに「時忘れ〜」が載っていた雑誌がなかったら、そして作品の記憶が残っているうちに本屋さんで「花冠〜」1巻に出会わなかったら、きっと現在のわたしの好みは別のものだったことでしょう。

 というのは、「花冠〜」はわたしが自分の意志で買ったコミックの最初の1冊だったということだけでなく、それからも中山さんの作品はわたしにいろいろな影響を与えてくれたからなのです。
 本格的なFT小説として最初に自分で買った本であり、それからも再読したこともある「アイルの書」5部作も中山さんが表紙イラストを担当されていたということがきっかけとなっていたし、歴史方面に深い興味を持つようになったこと、魔法や占星術の世界を「オカルトではない真面目な学問の一種」として見るようになったこともまた、中山さんの作品に触れたからこそのことなのですから。
 勿論、FTなどに本格的に興味を持つようになると、歴史や神話の世界なども今までとはまた違う瞳で見ることもでき、興味の範囲もぐんと広まったのはいうまでもありません。

 学校に行っていた頃は、これらは「世界史や音楽の成績の急上昇」という恩恵をわたしに与えてくれました。
 「絵を描く」ということがどんなことであるかを教えてくれたのもこの方の作品といえるでしょう(なので、わたしの絵には、中山星香さんの影響が無意識のうちに随所に出ていると思います)
 そして、仕事を持つようになり、学校の授業とは縁が遠くなった現在も、魔法や神話、そしてある意味では宗教などの世界を真面目な意味で見つめるということを学んでいたおかげで、アヤシイ新興宗教勧誘の類にも引っかかることなく平和な日々を過ごしています。

 ―それらのことが重なるうちに、いつのまにかこの方は、わたしのなかで特殊な位置を占めるようになっておりました。

 「別格的作家さん」という言葉のなかには、こうした理由があるのでした。

 …という理由があるにも関わらず、そして無意識のうちに様々な影響を受けているにも関わらず、わたしが意識してこの方の作品をモチーフにしたイラストやパロディストーリィ、そして詞や歌などを作ろうとしないかというのは、「本当は嫌いで興味がない」というからではないのです。
 むしろ、彼女が描かれる世界が好きであるがゆえに、その大好きな世界にわたしの手を加えるなどということがどうしてもできないからなのです。
 わたしの作ったものが、わたしにこれだけ多くのものをもたらしてくれた中山さんの世界を相手にどのように感じさせることになるか…ということはやはり恐いです。
 そして何より、この素晴らしく、そしていろいろな意味でわたしを導いてきた世界の魅力を損なわずに表現できるだけの才がわたしなどにあろうはずがないのですから。

 でも…
 仮にわたしにそれだけの天与の才があったとしても、やはり「好き♪」を既に通り越しているような世界をモチーフにした創作に取り組むことはできないことでしょう。
 「妖精国〜」にあった、楽師エドストレームとローゼリィの会話のなかに出ていた「音楽の生みの親である白妖精に音楽を贈ることがどれほど畏れ多いことか」的な感覚ということでしょうね。

 といっても、これは他の方が描かれるパロディやコピーを否定するという意味ではありませんので、誤解しないでくださいね…(「冒涜」という要素が強くなってくると、ファンのひとりとして怒ることもあり得ますが★)
 わたしも、「この作品のこのキャラクターは、物語の外ではどんなふうに動いているのかな?」「この世界の他の国ではどんなことが起きているのかな?」「描かれない部分のドラマは?」などをそっと想像することもあります。
 「完結した物語の続きを自分で綴りたい」という思いも「好き」という心があるからこそ生じるものだといえますものね。
 「好きなキャラクターを描きたい♪」と感じることも、「このシーンの歌を作って歌いたい♪」という思いも自然な流れであり、それを表現していくということもまた素晴らしいことと感じています。

 愛を表現する方法というものは、きっとこの世の生命の数だけ存在しているのだと思います。

 ………わたしも聖域的世界をモチーフにできるくらいの天才的技量が欲しい………

 

 

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